ねこびんたのまいにち。

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実写『美女と野獣』は吹替版で見るべき理由。

 

先週、公開されたてほやほやの『美女と野獣』を見てきました。

エマの地声が聞きたくて、まずは字幕版で鑑賞。

※その後、結局吹替版も鑑賞することになります。。その経緯は後ほど…

※ネタバレにならない程度に書いてます!

 

元々原作のアニメ映画が大好きで、高校生の頃にはブロードウェイでミュージカル版を鑑賞したほど愛してやまない作品です。

 

今回、鑑賞してみての感想は……ブロードウェイ版より、全然よかった!!素敵すぎる!!エマ・ワトソンの知的かつ透明感溢れる佇まいはもちろんのこと、脇を固める俳優の演技が秀逸。

 

脇役陣の中でも、ル・フウ(ガストンの腰巾着的なキャラ)が、アニメ版そのもの!

アニメでは二頭身のおとぼけキャラなのですが、実写でも全く不自然でなく、かつ原作より人間的に魅力的に演じてました。

 

エマのベル役は、最初は正直最初に見たときは「あ、ハーマイオニーだ」と言う感じが抜けません……笑

それだけハリポタの印象が強く、あの役がはまり役だったと言うことなんだけど、どちらも知的で気が強いキャラなので、そこまで違和感がない感じがしました。

 

アニメ版、フランス映画版との相違点は?

トーリーはアニメ版に忠実ですが、ところどころ変更や追加されている箇所があります。

ネタバレにならないようにお伝えすると、モーリスが野獣に拘束されるまでの流れや、両親の話などがちょこっと追加されていたり……。

モーリスが野獣に拘束されるまでのストーリやバラにメッセージ性を持たせているあたりは、2014年に実写化されたフランス映画版に近いところがあります。 

 

フランス映画版もベル役がすごく可憐で可愛らしい!中世ヨーロッパっぽい演出もなかなかよいです。

ただ、途中結構壮大なストーリーになり…。これから見る方は、まったく別物だと思った方がいいかもしれません。

アニメ版に出てくるルミエールなどお城の愉快な仲間たちは一切登場せず、その代りにバイオハザードに出てきそうな謎の犬っぽい生命体が登場します。

可愛いと思うかどうかは……見る人次第かと笑

 

実写版の唯一の欠点、それは……訳詩。

そんなフランス版と比べても、全体的に大・絶賛な今作品なのですが、若干残念だったのが、字幕版では歌の歌詞がド直訳過ぎることなんです。

 

歌詞って、語感が合うように言葉をつないでいるので、そのまま和訳すると意味が変だったり、ストレートに伝わってこなかったり、クサすぎたりしますよね。

今回、結構そういうのが気になるシーンが目立ったように感じました。。

音楽としてさらっと聞いてしまえばよいのだけど、字幕で見ると、どうしても文字を目で追ってしまうので、いちいち気になってしまう……。

 

特にポット夫人が歌う、テーマ曲「美女と野獣」 は、歌詞のが抽象度の高いので、ド直訳するとかなり意味不明に。。

野獣とベルが心を交わす、すっごく良いシーンなのに、興を削がれる感じ……。

  

 

全体的にすごくよかっただけに、訳詞にどーしてもモヤモヤがたまってしまい、結局、後日、吹替版で再度鑑賞しました。。←暇…

 

吹替版の方が歌詞がスムーズに入ってくる…ような気がする!!

特に、野獣がベルを思って歌う歌は、吹替版の方が胸にくる感じがしました。感覚論だし好みだけど、吹替版の方が総合点は高い…かも??

正直、エマワトソンのクリアな歌声は実にベルっぽくて素敵だったけど、めちゃくちゃ歌がうまいかって言われればそうじゃないし…。

 

もし、吹替版か字幕場、どちらか迷っている方がいたら、

私は吹替版をおすすめします!

 

主演の昆夏美さん&山崎育三郎さんの歌声、YouTubeにアップされてました。

実力者コンビらしい堂々の歌声、素敵です。

 


『美女と野獣』昆夏美&山崎育三郎 熱唱ライブ